親知らずの抜歯や歯周病治療なら千種区の当院まで

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抜歯前の投薬

抜歯前に抗菌薬(抗生物質)をあらかじめ投与したり

抜歯後に処方したりしますが、

このような処方は習慣的に行われていますが、

特定の抜歯においては必要ない可能性もあります。

 

抜歯前の全投与

抜歯をする際にあらかじめ抗菌薬を処方して

抜歯の際に抗菌薬を効かせた状態で抜歯をする事がありますが、

20年ほど前はしばしば前投与をしていましたが、

現在では前投与はあまりしなくなっています。

 

抗菌薬に対する耐性菌の問題もありますが、

前投与の有無はあまり変わりがないという抜歯の症例もはっきりしてきた点もあります。

感染が非常に強く、今現在の感染を抑えるという意味で

抗菌薬を処方して抜歯に臨む場合はありますが、

感染があまりない状態で抜歯を行う際には前投与はあまり行わなくなっています。

 

感染性など特定の状況下においては抗菌薬を処方して抜歯を行う場合もありますが、

以前のように全ての症例においてルーチン的に前投与を行う事は

現在では少なくなっています。

 

このような抗菌薬の使用の減少は抜歯のみならず

他の治療においてもその傾向が認められています。

 

抜歯後の処方

抜歯後に感染予防として抗菌薬を処方する事が今現在では一般的ですが、

抜歯後の感染リスクが少ない場合は抗菌薬の処方が抑えられていく可能性もあります。

耐性菌の問題もあり、すべての症例において抜歯後に抗菌薬を処方するのではなく、

現在の感染が強く抜歯後にも感染を抑えなければいけない

といった症例においては抗菌薬の処方を行い、

全身疾患もなく抜歯後の経過においてリスクが少ないと判断される症例では

抗菌薬の処方を抑えて痛み止めのみを処方するといった流れに今後変わっていく可能性があります。

 

全身疾患や易感染性の場合

それでも特定の全身疾患や感染しやすい状態があったり、

感染が起きる事自体が他の疾患に大きなリスクを及ぼす場合は

積極的に抗菌薬を処方していく必要がある場合もあります。

 

全ての症例に画一的に処方をするというわけではなく、

症例ひとつひとつを確認して処方の必要性を考えて処方していく様に

今後の流れが変わっていく可能性もあります。

 

それでも痛み止めに関しては抗菌薬とは別の事柄となるため、

抜歯の後には基本的に痛み止めを処方していく事となります。

 

痛み止めは何を飲む?

抜歯後の痛み止めで一般的によく処方されるのが、

ロキソニン、ボルタレン、カロナールなどといった痛み止めになりますが、

それぞれで効きの強さや性質などが違うため

患者さんの状態やアレルギーの有無などを確認して

どのような痛み止めを出すようにするのかを決めていく事となります。

 

池下の歯医者の阿部歯科でも親知らずの抜歯も含めて抜歯を行う際には抗生物質(抗菌薬)の処方の必要性の有無を確認して、処方する際にはその期間もそれぞれの症状に合わせて決定を行っています。

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