親知らずの抜歯や歯周病治療なら千種区の当院まで

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歯の炎症による歯の脱落

歯は歯槽骨とよばれる歯に植わる事でしっかりと支えられています。

しかし何らかの理由で歯槽骨が溶けてくると歯をうまく支える事がむつかしくなり

時には歯が抜けてしまったりといった事が起きる事もあります。

 

炎症によって溶ける歯槽骨

歯を支える骨である歯槽骨は炎症によって溶けていきます。

炎症の理由は様々で

歯周病

嚢胞の感染

顎骨内の感染巣

などさまざまな理由があります。

これらに共通しているのは炎症が起きているという事で

炎症が起きる事で骨を溶かす細胞である破骨細胞が活性化しそれによって

歯槽骨が溶かされる事となります。

 

歯周病に対しては歯肉の周りが細菌感染によって炎症を起こし

それによって歯槽骨が吸収されるといった状況で

嚢胞や顎骨内の感染巣においても感染によって炎症が起こされ

それによって活性化した破骨細胞によって骨が溶かされるという状況が起きています。

 

炎症を抑える事が骨の吸収を抑える事に繋がる

細菌感染といった状態が起きた場合に歯槽骨が溶かされていくこととなりますが、

細菌自体が骨を溶かす事はありません

あくまでも細菌感染によって体の免疫細胞が反応して

それによって炎症を介して破骨細胞が活性化をして骨を溶かすという段階を踏んだメカニズムで歯槽骨は溶けていく事となります。

 

そのため、この炎症をコントロールするという事が

結果的に歯槽骨の吸収をコントロールするという事になります。

炎症をコントロールするためには炎症を起こす原因となった細菌感染といった感染を取り除くと共に

過剰に炎症が起きている場合は炎症自体をうまく制御できるようになると歯槽骨の過剰な吸収を抑制する事ができます。

 

炎症自体は細菌といった外敵に対する対抗措置なため

炎症自体、つまり免疫反応自体をなくすという事は逆に問題が出てきますが

炎症を適切な程度にコントロールするという事は大切な事となります。

過剰に炎症が強くなる事で腫れや痛み、歯槽骨の吸収といった副作用的な状態が起きている部分もあります。

千種区の阿部歯科では院長と副院長共に細菌感染に対する炎症への対応には長年の経験を持っており、

感染巣の細菌に対する対処をすると共に必要に応じて炎症に対しても適時対応をしていく事の重要性に注意を払っています。

 

炎症が起きる事は良くないことなのか

炎症は外的に対する免疫細胞の反応の結果としておきますが、血管といった組織自体にも変化が加わり発赤したり腫れたり痛みが出たりといった状況が起きます。

これらは免疫細胞と組織が関わり合いながら炎症という状況を作り出していますが

外敵を排除する上での反応の結果生まれた状況でもあります。

そのため、過剰な炎症は痛みや腫れといった苦痛を引き起こすものの

炎症自体は感染に対する対抗措置としてなくてはならない存在でもあります。

このような感染と炎症のメカニズムは親知らずが腫れる場合でも同様に起こっており、親知らずが腫れるという状態は言い換えれば細菌感染によって起きた免疫反応の結果とも言えます。

炎症によって骨が溶けて歯がグラグラして抜ける場合も親知らずが腫れる場合も実は似たような状況が関連しているのです。

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