今池からすぐの阿部歯科では親知らずを抜歯した後に縫合をする事がありますが、
場合によっては縫合しない事もあります。
縫合するかしないかでそれぞれにメリットやデメリットがありますが
必ずどちらかでないといけないという事は決まっていません。
しかし、縫合するかしないかのある程度の目安が存在します。
親知らずを抜歯した後に縫合した場合
親知らずを抜いた後に歯肉に十分縫合するだけの組織が残っている場合に
縫合するかしないかを判断する必要があります。
縫合した場合には
抜歯後の出血が少なくなる
血のかさぶたがでできやすくなる
傷を閉じられる
といったメリットがある一方で
出血が中にたまる事で腫れやすい
中に入った汚れが出にくい
といったデメリットも存在します。
歯肉を切開した場合は縫合をして傷を閉じるのが一般的ですが、
親知らずを抜く際にすでに親知らずの頭が出ていて
切開をせずに抜歯を行った場合は縫合をしない事もあります。
親知らずを抜歯した後に縫合しなかった場合
縫合しない場合は
傷口を閉じるのに十分な歯肉の組織がない
切開を行っていない
といった場合に縫合しない事があります。
切開をしなかった場合でも縫合する事もありますが、
縫合しなかった場合にもメリットとデメリットが存在します。
メリットとしては
出血が内部にたまりにくいので腫れにくい
抜歯した穴に汚れが入っても出ていきやすい
といった事がある一方で
デメリットとしては
出血がしやすい
かさぶたができにくくて治癒が遅れる事がある
汚れが入りやすい
といった点があります。
親知らずの抜歯をした後に縫合するかしないかは
それぞれの親知らずの状況や出血のしやすさや治癒の予測、切開の有無といった
様々な要素で決定されるのでそれぞれの状況に合わせて判断していく必要があります。
縫合した後には
縫合した後には塗った糸を取る抜糸をする必要があります。
抜糸はおおよそ1週間を目安に行っていきます。
抜糸をせずに糸をずっと付けたままだと糸が感染源となる事があるため
長くても2週間以内に抜糸をしていく事が大切となります。
時には糸が自然と取れてしまう事もありますが、
傷を治すための縫合の糸が感染源になってはいけないので
親知らずを抜いて縫合した後には糸が感染をしないように
抜糸を忘れずにしていく事も大切となります。
抜糸をする際には少しチクチクっとした感じがする事がりますが、
基本的には激しい痛みはないため
抜く瞬間に少しチクっとした感じを感じるにとどまる事がほとんどです。