親知らずの抜歯や歯周病治療なら千種区の当院まで

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親知らずを抜いた後の口角炎

親知らずを抜歯する際には親知らずとは別に傷ができる事があります。

千種区の阿部歯科では深い親知らずの抜歯もしばしば行っていますが、

深くにあったり位置的にどうしても奥にある親知らずを抜くために

器具を奥まで入れる必要があるのですが、

その際に口を大きく開いてもらう必要が出る場合があります。

 

水平埋伏歯の際の口角炎

水平埋伏歯では、親知らずを抜く際には歯肉を切開して、

骨を削る必要が出てくる事がしばしばあります。

さらに、親知らずをバラバラにして抜いてくるのですが、

これらの手技の際にはあまり口の横側、つまり口角の部分にはあまり傷ができません。

 

しかし、親知らずの根っこを抜く際に骨にしっかりかみこんでいたり、

または骨が硬くて力をかけていかないと歯の根が抜けない場合もあります。

こういった際に、器具にしっかり力を入れるために

口を横に引っ張る動作が必要になる事もあります。

 

親知らずの根っこがなかなか骨から抜けない場合には、

このような唇を引っ張る動作の時間も長くなるため、

乾燥している季節などで唇が渇いている場合には、

口を大きく開く事で唇の横が切れて口角炎になってしまう事もあります。

 

冬や冬に入りかけの乾燥した季節で、

さらに親知らずの根を抜くのに時間がかかりそうだといった場合には、

抜歯の手技中に唇を引っ張る事で治療後に唇の横が切れてきたり

ヒリヒリする口角炎となる事があるのです。

 

口角炎になったら

口角炎になった場合には、基本的には1週間ほどで傷口は落ち着いてくる事となります。

口を大きく開けると、また再び傷が開いてしまう事もありますが、

普段通り生活していれば自然と治癒してくる事が大多数となります。

どうしても口角炎が痛い場合には、塗り薬を塗ってもらうなどの処置をしていく事も可能となります。

 

親知らずの抜歯後に糸を縫っている場合には抜糸が必要となってきますが、

抜糸は通常では7日後頃になるので、その頃には口角炎もある程度落ち着いている事となります。

さらに、抜糸の際には親知らずの抜歯の時のような唇を大きく広げる操作は必要ならないため、

痛みがまだ残っていても、軽く唇を開けた状態で抜糸をする事も可能です。

 

親知らずの抜歯で口角炎ができやすい状態とは

まとめると

乾燥している時期

・親知らずの根が骨にしっかり食い込んでいる

・親知らずの周りの骨が硬そう

唇が小さい

・親知らずの埋まり方が強い

等といった要素が治療後に口角炎になる可能性を高めます。

 

これらの要素は患者さん本人ではコントロールできないものがほとんどですが、

可能な事としては、乾燥する時期には治療前からリップクリームなどで唇をうるおすようにしておき、

唇が乾燥していない状態で親知らずの抜歯にのぞむ

といった事で口角炎になる可能性を下げる事もできます。

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