今池からすぐの阿部歯科では親知らずの抜歯の相談を受ける際に矯正治療のために抜歯をしたいという患者さんが来院される事があります。
親知らずが腫れたり痛んだりする他にも
矯正治療のための抜歯というのは比較的よくある理由ですが、
親知らずが矯正治療の妨げになるという事で抜歯を希望されます。
矯正治療前の親知らずの抜歯
矯正治療を開始する前に親知らずの抜歯をする事がありますが、
この抜歯をする年齢は矯正治療の時期に合わせるので様々です。
親知らずがまだ口の中に生えてきていないものの
骨の中に歯の形ができ始めてきた15歳頃に抜歯を希望される患者さんもいれば
親知らずがしっかり生えている20代後半以降に抜歯を希望される事もあります。
中学から高校に入る時期に親知らずの抜歯をする場合には
骨の中に埋まっている親知らずを
歯肉を切開して骨を削って取り出さないといけない他にも
できかけの歯が骨の中で固まっていないため
抜歯をしようとした時に骨の中でコロコロと空転してしまい
なかなか骨の中から取り出せない事もあり
親知らずがある程度できていない状態での抜歯は
難しい点も含んでいます。
親知らずを抜いてきて欲しいと言われたら
矯正治療を開始するにあたって
親知らずが邪魔をしている場合に担当医の先生から
親知らずを抜いてきて欲しいと言われる事があると思いますが、
やはり、担当医の歯医者の先生が親知らずが治療の妨げになると判断した場合には
抜歯をする必要が出てきます。
歯を動かす際に邪魔になったり、
矯正器具をつける事自体の邪魔になったりと
親知らずを抜歯する理由は様々ですが、
やはり、治療のためには必要な処置と判断された場合には
治療開始するためになるべく早めに抜歯をしてしまった方がいいかもしれません。
親知らずを抜歯した後にすぐに矯正治療は開始できる?
親知らずを抜歯した後には抜歯した傷ができますので
その傷の治りを確認してその上で治療を開始していく必要があります。
親知らずの傷自体は一ヶ月半から二ヶ月ほどかけて奇麗に治ってきますが、
元々親知らずがあった骨自体は半年以上かけて骨で満たされてきます。
傷自体が治れば治療を開始できるのか
骨が埋まるまで待つのかは担当医の歯医者の先生が決めますが、
こういった抜歯後の治癒の期間というものも考えないといけないので
親知らずの抜歯が必要と判断された場合には
その事も考えて早めに抜歯を計画する事も大切となる場合があります。