親知らずの抜歯や歯周病治療なら千種区の当院まで

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2020年10月アーカイブ

千種区の阿部歯科では骨の中に埋まった親知らずも多く抜歯をおこなっていますが、

親知らずの抜歯をした後に生理食塩水で抜歯した穴を洗浄する事があります。

多くは横に寝た親知らずを抜歯する際に

親知らずを分割したり、骨を削ったりした後に洗浄をします。

通常通りに親知らずが生えている場合には

抜歯後に洗浄をしない事もあるのですが、

特定の場合では抜歯後の洗浄が大切となる事もあります。

 

親知らずを抜歯した後に洗浄をする理由とは

親知らずを抜歯する場合に歯を分割したり、

骨を削る必要がある場合には歯を回転切削器具で水を出しながら削る事となります。

その際に、切削粉と呼ばれる削りカスが出る事となります。

 

この削りカスは

歯を削った際の残骸や骨の削りカスという事になりますが、

これらが抜歯した穴に残る事で後々の感染源となる事があるのです。

これらの削りカスは親知らずを抜いた穴だけではなく、

骨と歯肉の隙間に入って残る事もあるため、

これらの削りカスがそういった部位に残らないように洗浄する事が大切となります。

 

これらの削りカスが残る事で

抜歯後の感染の原因となる事を避けるために洗浄を行うのです。

 

あまり洗浄しすぎない方がいい場合

親知らずの抜歯で削る処置をした場合には

基本的には削りカスを除去するために洗浄をするのですが、

中には洗浄しすぎない方がいい場合もあります。

 

それは、抜歯した部位の骨が硬く出血が非常に少なく、

ドライソケットになる可能性が高い場合になります。

削る処置をした場合には、洗浄によって削りカスを除去する必要があるのですが、

ドライソケットになる可能性が高いと思われる場合には

抜歯した穴を洗浄しすぎて、

血の塊ができにくくしてしまわないようにする事も大切となります。

 

しかし、抜歯後の感染を避ける必要もあるため、

ドライソケットになる可能性が予見される場合には

必要最小限で削りカスを除去して、

抜歯した穴を洗いすぎて血の塊ができるのを妨げないようにする事が大切となります。

 

普通に抜歯をした場合でもよく洗浄した方が良い場合

削る処置をしなくても、抜歯後によく洗浄をした方が良い場合もあります。

それは、抜歯した部位に感染が強く起こっており、

不良肉芽と呼ばれる感染が強い組織がある場合です。

 

不良肉芽は抜歯の際にしっかり取り除くために掻把と呼ばれる処置をしますが、

掻把を行った後にはその部位をしっかり洗浄して

感染した組織の残骸が残らないようにする事も大切となります。

これらの感染した残骸が残る事も抜歯後の感染の原因となる事もあるため、

予後をよくするために必要に応じて洗浄を行う事が大切なのです。

池下の阿部歯科では多くの親知らずの抜歯を行っていますが、

親知らずを抜いた後、傷を閉じるために糸を縫う事があります。

その際には親知らずを抜いた後なので

縫合の痛みはありませんが、

その後に糸を抜いていくという処置が必要となります。

 

抜糸はいつ行うか

親知らずを抜いた後に縫合をした場合には

おおよそ1週間後を目安に抜糸を行います。

糸抜きが行われずあまり長期間にわたって糸を残すと

縫合糸の周りに感染が起きる事があるため、

おおよそ1週間が傷が閉じた上で糸を抜いていける目安となります。

 

タイミングが合わない場合には

10日程後に糸抜きを行う事もありますが、

やはり2週間以内には縫合糸を抜く事が推奨されます。

1ケ月以上縫合糸を放置すると

縫合糸の周りが汚れて感染してくる可能性があるため、

親知らずが奇麗に抜けてもその部位が感染してきて

痛みが出てきてしまう可能性があるのです。

 

縫合糸を抜く場合には痛いのか

縫合糸を抜く処置の際には麻酔はしないので

糸を抜く際にはチクチクっとした痛みを感じます。

親知らずを抜いた後の傷口の痛みではないため、

糸が歯肉を通り抜ける時の感触があります。

 

チクチクっとした痛みですが、

糸を抜く際には少し引っ張る必要があるため、

傷口がまだ少し痛んでいる際には

傷口が引っ張られた際の痛みを感じる事もあります。

この痛みは糸が歯肉を通り抜ける時の痛みとは違うため、

傷口の痛みとして感じる事もあります。

 

縫合糸を抜く際の痛み自体はそれほどでもないのですが、

傷口が引っ張られた際の痛みが強い場合には

表面麻酔などをして少し感覚を鈍くさせたうえで

縫合糸を抜いていく事もありますが、

基本的には糸抜きには麻酔は必要ありません。

 

親知らずを抜く場合に縫合するかどうか分かるのか

基本的に親知らずを抜く際には

どのように抜歯を行っていくのかを計画して行うため、

縫合するかしないかはおおよその予想がつきます。

 

どれだけ縫合するかは実際に親知らずを抜いてみないと分からない事もありますが、

縫合するのかしないのか、

おおよそどれだけ縫合するのか、

といった目安はある程度つきます。

 

そのため、縫合するかしないかが気になる場合には

親知らずを抜く前に主治医の先生にたずねてみるのもよいと思います。

親知らずが完全に歯肉の中に埋まっていたり

歯の頭の大部分に歯肉が覆いかぶさっている場合には、

切開をする可能性が高まるため、

縫合する可能性が高くなります。

 

しかし、縫合自体は傷口が開いてこないようにする目的もあるため、

歯の頭が完全に出ている場合でも

状況によっては縫合する事もあるため、

親知らずが埋まっているか埋まっていないかだけで

単純に縫合するかしないかが決定するわけではないという事に注意しておかないといけません。

千種区の阿部歯科では、親知らずは痛くないけれども歯磨きをすると出血する

といった相談を受ける事があります。

親知らずが腫れたり痛んだりした事ないものの

抜いた方がいいのか悩まれる患者さんもいます。

 

親知らずの周りが出血する

歯磨きで出血する場合には親知らずの周りに

感染と炎症がある事が分かります。

親知らずの歯の頭が一部出ているものの歯肉が歯冠にかぶっていたり

磨きにくいといった状態で感染が起きた場合に

親知らずの周りに炎症が起きて潰瘍という感染を伴う傷ができる事があります。

 

この感染部位や潰瘍面から歯磨きによって出血する事になります。

歯磨きで親知らずの周りを傷つけているのではなく、

あくまでも感染部位の傷から出血している状態となります。

この状態はいわば、親知らずの周りが歯周病になっているという状態に似ており、

歯周病で歯磨きの際に血が出るといった状態にも似ています。

 

そのため、親知らずの周りを歯磨きして出血している場合には

その周りが汚れて細菌感染を起こしているという事になります。

 

親知らずの周りが出血する場合には抜歯した方がいい?

感染を伴う親知らずですが、

痛みや腫れといった症状もなく、

今までに腫れた事もないといった場合には抜いた方がいいのか悩むかもしれません。

 

現在の状態として出血を伴っているという事は、

親知らずの周りに感染が起きているという事が言えるため、

今後も感染が続く可能性があります。

 

歯磨きの改善で出血が収まってくる場合はいいのですが、

汚れが溜まりやすい状態には変わりがないため、

あらかじめ、抜歯を予定して抜いてしまうというのも手となります。

以前や現在ともに症状がない親知らずの場合でも

将来的に抜歯をする事になる場合は比較的多いため、

出血といった何かしらの症状が認められる場合は

今後の症状が強くなる前に予防的に親知らずの抜歯を計画していく事はメリットともなります。

 

抜歯をせずに様子を見てもいいのか?

それでも、親知らずの抜歯にふんぎりがつかない

といった場合には様子を見るというのもひとつの手となります。

その場合には、親知らずの症状が出てきて

腫れたり痛んだりしないように親知らずの周りを十分注意深く磨くといった事が大切となります。

 

歯磨きで出血が出る場合には感染があるという事を念頭において

血が出ている場合にはそっとしておくのではなく

逆に清潔にするために歯磨きをこまめにするといった事が大切となります。

しかし、感染が強くなり痛みが出てくる場合には

歯磨きによって傷口を押し広げてしまう事もあるため、

痛みや腫れといった症状が出てくる場合には

歯医者さんを受診して抜歯の必要性を確認していく事も大切となります。

親知らずを抜歯する際には親知らずとは別に傷ができる事があります。

千種区の阿部歯科では深い親知らずの抜歯もしばしば行っていますが、

深くにあったり位置的にどうしても奥にある親知らずを抜くために

器具を奥まで入れる必要があるのですが、

その際に口を大きく開いてもらう必要が出る場合があります。

 

水平埋伏歯の際の口角炎

水平埋伏歯では、親知らずを抜く際には歯肉を切開して、

骨を削る必要が出てくる事がしばしばあります。

さらに、親知らずをバラバラにして抜いてくるのですが、

これらの手技の際にはあまり口の横側、つまり口角の部分にはあまり傷ができません。

 

しかし、親知らずの根っこを抜く際に骨にしっかりかみこんでいたり、

または骨が硬くて力をかけていかないと歯の根が抜けない場合もあります。

こういった際に、器具にしっかり力を入れるために

口を横に引っ張る動作が必要になる事もあります。

 

親知らずの根っこがなかなか骨から抜けない場合には、

このような唇を引っ張る動作の時間も長くなるため、

乾燥している季節などで唇が渇いている場合には、

口を大きく開く事で唇の横が切れて口角炎になってしまう事もあります。

 

冬や冬に入りかけの乾燥した季節で、

さらに親知らずの根を抜くのに時間がかかりそうだといった場合には、

抜歯の手技中に唇を引っ張る事で治療後に唇の横が切れてきたり

ヒリヒリする口角炎となる事があるのです。

 

口角炎になったら

口角炎になった場合には、基本的には1週間ほどで傷口は落ち着いてくる事となります。

口を大きく開けると、また再び傷が開いてしまう事もありますが、

普段通り生活していれば自然と治癒してくる事が大多数となります。

どうしても口角炎が痛い場合には、塗り薬を塗ってもらうなどの処置をしていく事も可能となります。

 

親知らずの抜歯後に糸を縫っている場合には抜糸が必要となってきますが、

抜糸は通常では7日後頃になるので、その頃には口角炎もある程度落ち着いている事となります。

さらに、抜糸の際には親知らずの抜歯の時のような唇を大きく広げる操作は必要ならないため、

痛みがまだ残っていても、軽く唇を開けた状態で抜糸をする事も可能です。

 

親知らずの抜歯で口角炎ができやすい状態とは

まとめると

乾燥している時期

・親知らずの根が骨にしっかり食い込んでいる

・親知らずの周りの骨が硬そう

唇が小さい

・親知らずの埋まり方が強い

等といった要素が治療後に口角炎になる可能性を高めます。

 

これらの要素は患者さん本人ではコントロールできないものがほとんどですが、

可能な事としては、乾燥する時期には治療前からリップクリームなどで唇をうるおすようにしておき、

唇が乾燥していない状態で親知らずの抜歯にのぞむ

といった事で口角炎になる可能性を下げる事もできます。

今池からすぐの阿部歯科では親知らずの相談で多くの患者さんが来院していますが、

親知らずが腫れて痛いといった場合に

まず最初には親知らずの腫れと痛みを抑えていく処置をします。

親知らずの周りを洗浄した上で

抗生物質の投与をおこなっていくのですが、

これらの処置で腫れと痛みが劇的に引く事もあります。

 

親知らずが腫れた際には親知らずを抜きたいと考えていたものの

後日に腫れがひいて痛みがなくなった際に

やはり抜歯しようかどうか悩むと思う患者さんもいます。

 

そういった、腫れたり痛んだりした親知らずを抜かずにする場合には

気を付けておくと良いポイントが多くあります。

 

腫れた親知らずがおちついたので抜かない場合

親知らずが腫れたという場合には、

親知らずの周りが感染しやすく

その結果、腫れと痛みが起きたという事が考えられます。

 

洗浄や抗生物質の投与によって腫れがおさまったものの

以前と同じようにしていると再度親知らずが腫れてくる可能性があります。

そのため、抜歯を行わない場合は再び感染が起きてこないようにするために

親知らずの周りを清潔に保つ事に注意する必要があります。

 

家での歯磨きの徹底はもちろんの事

歯医者さんでの親知らずの周りを中心とした汚れ取りも定期的にしていく事が大切となります。

親知らずの周りが再び汚れて感染を起こしてくると

再び洗浄と抗生物質の投与などで強くなった感染と炎症を抑えていかないといけないため、

親知らずを抜かずにしておく場合には

清潔に維持する事がとても大切となるのです。

 

腫れた事がない親知らずの維持方法

腫れた事がない親知らずの場合も

この先ずっと親知らずが腫れないという保証はないため、

親知らずの周りは清潔にしておく事が大切となります。

 

腫れた事がない親知らずの場合は

日頃から感染しにくい状況が保たれている可能性もあるため、

家での歯磨きを意識して続けていく事が大切となります。

親知らずに関しては腫れが起きると腫れを繰り返す傾向があるため、

腫れたことがない親知らずに関しては

今の状況を維持できるように家でしっかり歯磨きをするととても良いです。

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