親知らずの抜歯や歯周病治療なら千種区の当院まで

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2020年1月アーカイブ

親知らずにも他の歯と同様に虫歯ができる事があります。

親知らずは歯列の一番奥に生えるため

清掃性が悪くなりやすく

その結果、親知らずにプラークがたまり虫歯になってしまう事もしばしばあります。

 

親知らずの虫歯を直した後

虫歯になってしまった親知らずを

抜歯せずに

修復処置や補綴処置で治した後に注意しないといけない事は

やはり今後再び虫歯にならないようにする事です。

 

親知らずは歯ブラシでも磨きにくい場所にあるため

治療が終わった後も

やはり歯ブラシで磨きにくいという状態は残ってしまいます。

 

治療によって歯の位置がかわるわけではないので

こればかりはやはり変えるのが難しい点があります。

 

そのため

意識して親知らずを磨くようにするという事が

大切となります。

しかし、

親知らずは自分では非常に見にくい場所にあり

実際によく磨けてるか確認が確認するのが非常に難しいという事情もあります。

 

親知らずの歯磨きは歯ブラシだけでいい?

親知らずは磨きにくいという事情があるため

歯ブラシだけではやはり歯磨きが不十分な可能性があります。

 

親知らずだけに限らず

他の歯に関しても言える事なのですが

歯ブラシの他にも

デンタルフロスや

歯間ブラシなどの清掃器具を使って

なるべく細かい部位まで磨くように意識するといいと思います。

 

それでも親知らずが虫歯になってしまったら

意識して親知らずを磨くようにしても

それでも再び虫歯になってしまう事もあります。

その様な場合は再び治療をして治した後も

再度虫歯になってしまうかもしれません。

 

そういった場合には

抜歯を選択するという方法もひとつかもしれません。

しかし、

親知らずをどのように処置したいかを考えた上で

今後どのようにしていくかを決める必要があります。

 

横に生えている親知らずは虫歯になりやすい?

虫歯が清掃不良によるプラークの停滞によって起きる事を考えると

横に寝てしまっている親知らずは

どうしても歯ブラシの届かない部位が出てきてしまうので

通常通り歯が縦に生えている親知らずよりも

虫歯になりやすい傾向が出てしまいます。

 

このような親知らずの場合は

デンタルフロスで汚れを取る事も難しく

歯間ブラシもなかなか入り辛いという事情があります。

そのため、現実的な対応策としては

可能な限り歯を磨き定期検診を受けて

それでも虫歯がすすんでいくようだったら

痛みが出ない間にいっそのこと抜歯をしてしまう

という選択肢が現実的かもしれません。

 

ただ、

そのような親知らずが虫歯になった場合でも

修復処置をして可能な限り親知らずをもたせるという処置が行われる事もあります。

 

千種区の阿部歯科では親知らずの抜歯に関して様々な情報をお伝えしておりますので、ぜひご相談にお越しください。

歯を抜く道具には様々な器具がありますが、

その中に抜歯鉗子という器具があります。

 

抜歯鉗子は歯をつかんで抜歯するための器具なのですが、

よくイメージとしてペンチのような絵が漫画などにえがかれる事があります。

 

形自体はペンチとは全く違っており、

歯をうまくつかむため、つかむ部分は歯の形に合わせて湾曲しています。

 

抜歯鉗子の形

持ち手はペンチに近い形をしており、

そのため、漫画などではペンチとして描かれる事があるのかもしれません。

 

歯をつかむ部分は平らではなく、

歯の形に合うように湾曲していますが、

歯は、

・前歯

・小臼歯

・大臼歯

で様々な形をしているため、

それぞれに合わせた形の抜歯鉗子が用意されています。

 

さらに上顎と下顎でも歯の形は違い

さらにペンチのつかむ部分も上下逆になるため、

上顎用の抜歯鉗子と

下顎用の抜歯鉗子にそれぞれ分けられており、

抜歯鉗子自体はその形と歯をつかむ部分を見れば判別できます。

 

さらに歯の頭(歯冠)の部分がなくなってしまった歯のために

残根用の抜歯鉗子(残根鉗子)という特別な抜歯鉗子も存在します。

 

抜歯鉗子の使用用途

抜歯鉗子は歯をつかんで抜歯するため、

基本的には歯冠が残っているか、歯根が残っていれば使えます。

 

しかし、

虫歯が極度にすすんでいて歯冠や歯根が崩壊しかけていたりする場合、

抜歯鉗子でつかんでしまう事でバラバラになる可能性があるため、

そのような歯をつかむ事でバラバラに割れてしまう事が予想されるような場合には

あまり用途として向きません。

 

さらに、

親知らずの水平埋伏のような歯をつかむ事自体が困難な場合は

その際にもあまり使われる事はありません。

 

抜歯鉗子はつかんで横に倒して抜くだけでなく

ねじるような回転力を加えて抜歯をする事もできるため、

縦横と回転の力を加える事が適当な抜歯において使いやすい場合もあります。

 

さらに、

ほぼ抜歯が完了している際に

最後にしっかりつかんで取り出してくるという目的のために使われる事もあります。

 

抜歯鉗子も抜歯の際には非常に有効な器具の一つですが、

実際には抜歯鉗子ではなく、

挺子(ていし)と呼ばれるドライバーのような道具の方が比較的使われます。

 

抜歯鉗子と挺子を比べた場合、

抜歯鉗子の方が劣っているというわけではなく、

挺子の場合は歯冠や歯根がバラバラになりそうな場合や

バラバラになってしまっていても使えるという点に違いがあるため、

最初から挺子を使うという部分もあります。

 

しかし、

逆に歯を支える歯槽骨がほとんどなく

歯がプラプラの場合は挺子ではうまく力がかからない事があるため、

そのような場合には抜歯鉗子を用いた方がうまく抜歯できる場合もあります。

 

抜歯鉗子の見た目はペンチのように見えるのに加えて、

大きさもペンチくらいあるので口の中にやや入れにくい場合もあります。

しかし、目的によっては抜歯鉗子も抜歯のために非常に有用な器具となっているため、

抜歯の際には大切な器具の一つとなっています。

 

今池で親知らずの心配事がある方はぜひ阿部歯科にご相談ください。

 

抜歯をする際に最もよく使われる器具の一つに挺子(ていし)という器具があります。

挺子はエレベーター(英語)とかヘーベル(ドイツ語)と呼ばれる事もあります。

 

臨床現場では挺子と呼ぶ事よりも

エレベーターか、ヘーベルと呼ばれる事の方が比較的多いように感じます。

 

ヘーベルの見た目は一見マイナスドライバーのように見えますが、

実際には先端は平らではなく、

歯の丸みにあわせた湾曲をしています。

 

挺子(エレベーター、ヘーベル)の見た目

ヘーベルは歯の形に合わせた湾曲を持ったマイナスドライバーのような形をしていますが、

その湾曲と先端の大きさに合わせて1~5の大きさが用意されています。

 

最も良く使われるのは3の大きさで

この大きさを基準に1や5など大きい物や小さい物を使い分けます。

形はまっすぐの直(ちょく)と呼ばれる器具と

少し曲がった曲(きょく)と呼ばれる器具が存在します。

 

直は垂直に力を伝達する場合に向いており、

曲がりは直ではアクセスしにくい場所に使われる事があります。

 

ヘーベルのお尻の部分は大きくなっており、その部分に手のひらを覆うようにのせて

腕からの力を効果的に挺子に伝達できるような構造になっています。

 

ヘーベルの先端は先細りになっていますが、

別のタイプの挺子も存在しており、

別のタイプでは先端が扇状に広がっており、

直や曲はなく直と曲の中間の曲がり方をしている挺子も存在しています。

 

このタイプのヘーベルはテコの力をかける時に力が伝達されやすい事もあり

接触面積が広いため、骨の挫滅も少なく抜歯できる事もあります。

 

これらのタイプはそれぞれで別のタイプとなっており、

術者の好みで使い分けている事があります。

 

挺子(エレベーター、ヘーベル)の使い方

ヘーベルの基本的な使い方は

骨と歯の間にヘーベルを打ち込む

楔(くさび)の作用

 

ヘーベルから歯へと力を伝達する

梃(テコ)の作用

 

が主な使い方となります。

 

ヘーベルのくさびを打ち込む力は基本的な抜歯の手技の一つで、

そのくさびを打ち込む力をうまく伝達できるようにヘーベルのお尻は大きくなっています。

その部分に手のひらから力を伝達させてくさびを打ち込みます。

 

テコの作用も非常に有用ですが、

テコの力は歯の一点に非常に強い力がかかる事があるため、

不用意に使いすぎると歯が割れて逆に抜歯が難しくなる事もあります。

 

くさびの作用は歯の植立方向に垂直にアクセスできる場合に非常に有用で

その植立方向に対して直のヘーベルを打ち込む事で奇麗に力が伝達されやくなっています。

 

臼歯部のような後方の歯に対して直は使いにくくなっていくので

その際には曲のヘーベルを使ったりしますが、

曲のヘーベルの場合もまた、くさびの作用を利用する事ができます。

 

千種区の阿部歯科では親知らずの抜歯のご相談を受け付けていますのでお気軽にお越しください。

抜歯といっても

常にしっかりと歯根(歯の根)が歯槽骨に埋まっているものばかりとは限りません

 

中には虫歯でドロドロに溶けて

残骸のようになってしまった歯を抜歯する事もあります。

 

虫歯によってドロドロになる歯

虫歯によって歯がドロドロになる際には

歯根のある象牙質が酸で溶かされ

コラーゲンなどの線維のみが残り

カルシウムなどの硬組織成分が流出してしまっている事があります。

 

そのような場合は

歯は柔らかいグミのようになっており

鉗子でつかもうとしても

フニャフニャとうまくつかむことができない事もります。

 

軟化している歯を無理に鉗子でつかみ抜歯しようとすると

歯がそのまま折れるように砕ける事もあり

逆に抜歯がしにくくなってしまう事もあります。

 

ドロドロになった歯は

基本的に強く歯槽骨に埋まっていない事が多いので

例え抜歯中に歯が割れても

抜歯の難易度が急激にあがるという事はそこまでありませんが、

それでも

歯槽骨の中に歯の残骸を残してしまったりする可能性が出るので

可能であれば一塊として抜歯してくるのが好ましいです。

 

ドロドロになった歯はどう抜く?

ドロドロに柔らかくなった歯を抜歯鉗子で不用意につかんで

折ってしまったり、砕いてしまったりするよりも

ヘーベル(梃子、エレベーター)と呼ばれる

マイナスドライバーのような器具で抜く方が

すんなり抜ける事があります。

 

ヘーベルを歯根に添わせて深く挿入していき

持ち上げるようにテコの原理ですくいあげてくると

すんなりと奇麗に抜ける事があります。

 

このような場合は

歯に砕けるような力がかからないように

歯根の先端付近にヘーベルを近づけて

持ち上げてくる事になります。

 

歯と歯槽骨の間が詰まっている場合は

歯の先端までいかずに

途中でクサビを打ち込むような力で抜歯をしてくる事もありますが、

このような場合は中途半場にドロドロになった歯が砕けてしまう事もあります。

 

砕けてしまった歯はどうする?

砕けてしまった歯の一部もドロドロで柔らかくなっている事が多いため、

残りの残骸をこそげ取るように除去していきます。

この際に使う器具は

通常のヘーベルであったり、

鉗子であったり、

鋭匙と呼ばれるスプーンのような器具などを使います。

 

バラバラに砕けてしまった歯は

もとの形が分かりにくいので

全ての歯の残骸がしっかり取れているのか確認をする必要があります。

 

基本的には目視で確認しつつ

鋭匙などで軟化した感触を示す残骸がないかを確認していきます。

 

バラバラに砕けた残骸が

もとの形にパズルのように戻せる場合は

口の外で形を確認して全て抜歯できているか確認する事もありますが、

通常では残骸のようになってしまっている事が多く

もとの形にうまく戻せない事もしばしばあります。

 

そのため、

基本的にはバラバラにならないように

一塊にして抜歯していく事が大切となります。

 

阿部歯科では親知らずを含めた抜歯に関する様々なご相談にのっていますので、お気軽にお越しください。

 

親知らずを抜かなくても良いなら

ほとんどの人は抜きたくないと感じると思います。

しかし、

それでも親知らずが腫れたり、虫歯になってしまったり

様々な理由で親知らずを抜かざるを得ない時もあります。

 

親知らずが腫れるのを何度か繰り返しているものの

なんとなく抜くのを延期している方も多いかと思います。

では、

親知らずはいつ(何歳で)抜いても同じなのか?

というお話をしようと思います。

 

年齢差で大きく変わる親知らずの抜歯の難易度

実は、いつ(何歳で)親知らずを抜くかで

抜歯の難易度は大きく変わります。

 

例えば

男性で

20歳で親知らずを抜く場合

50歳で親知らずを抜く場合とでは

同一人物の同一の親知らずでも難易度はかなり変わってしまいます。

 

難易度とは、

・抜くのにかかる時間

・抜く時にかかる患者さんへの負担

・うまく抜けるか

・抜いた後の治りの良さ

といった様々な要素全てです。

 

この全てにおいて

年齢が上がれば上がるほど難しくなってしまいます。

その理由は単純で

年齢が上がると顎の骨の密度が上がり硬くなるからです。

 

それほど、深刻な事柄に聞こえないかもしれませんが、

この、顎の骨の硬さ

という要素は親知らずの抜歯において

非常に重要な要素です。

 

例えば、

50歳の男性で親知らずを抜きたい

といった人が来た場合

年齢と性別を聞いただけで抜くのが大変かもしれない

と想像してしまいます。

 

それほどに顎の骨の硬さは重要なのです。

 

何歳で親知らずを抜いておくと楽?

では、何歳ならいいのかというと

若ければ若いほどいいのか?

というとそうではありません。

 

単純に性別と年齢だけで言えば

 

男性は大体20代

女性は20代から30代

に親知らずを抜くと楽です。

 

この理由は単純でまさに、顎の骨の硬さの傾向に影響しています。

女性は男性よりも骨が柔らかい傾向にあるので

20代30代でもまだまだ抜きやすい傾向がありますが、

 

男性の場合は30代に入り始めると段々と顎の骨が硬くなってくる傾向にあります。

50歳にもなればかなり顎の骨もガッチリしているので

抜くのが大変かもしれないのです。

 

いつどんな状態になるか分からない親知らずですが、

年齢的には抜いておくと本人にとっても楽な時期というのが存在するのです。

 

逆に年齢が若すぎると

親知らずはまだ口の中に出てきていない上に

歯根がなく、歯冠しかない状態の時もあるので

抜歯の際に顎の骨の中でコロコロと転がってしまってなかなか取り出せない時もあるのです。

若年者では骨の硬さは柔らかいのですが、親知らずが未完成という理由から

抜きにくくなる事もあるのです。

 

親知らずのご相談は池下の歯医者の阿部歯科へおこしください。

 

親知らずと言えば、

親が知らないうちに萌出する(生える)という事が語源になるように、

おおよそ19歳から22歳頃にかけて生えます。

 

しかし、親知らずは人によって、

生える人と

生えない人の差があります。

 

この親知らず、別名

第三大臼歯とか智歯などと呼ばれる事もあり、英語では

Third molar(3番目の大臼歯)

Wisdom tooth(智恵の歯=智歯)

と呼ばれます。

 

日本でも英語でも智歯(Wisdom tooth)と呼ばれるのは、

20歳頃の分別がつき智恵がついてきた頃に生えてくるからもと言われますが、

やはり日本では親知らずの方がなじみあると思います。

 

親知らず生える?生えない?

親知らずは人によって、

生える人

生えてこない人

そもそも親知らずが欠如してる人

 

にわかれます。

日本人では親知らずが上下左右4本全て生える人は、

男性で4割ほど

女性で2割ほど

と、なっており、

 

親知らずが上下左右4本全て欠如してる人は、

男性で2割ほど

女性で5割ほど

と、

 

男性では親知らずが、生えやすい傾向にあり、

女性では親知らずが、生えにくい傾向にあります。

 

親知らずは生えた方がいい?生えない方がいい?

親知らずは他の歯に比べて退化傾向にありますが、

それでも歯として機能する事は可能です。

 

上下左右が奇麗に生えそろって

なおかつ、しっかり噛んでいれば

その前の第一大臼歯や第二大臼歯と同様に

食べ物の咀嚼機能はしっかりあります。

 

親知らずと言えば、

抜かないといけないというイメージを持つ人もいますが、

必ずしもそんな事はありません。

 

あくまでも

親知らずがどう生えているのか、

どのように機能しているのか、

何に影響しているのか、

といった事が重要です。

 

そのため、

親知らずが生えるか、生えないか自体は

それほど重要ではなく、

 

食べ物の咀嚼時に機能していたり、

もしくは、

特に問題が起きなければ別段特別な処置をする必要はない

という事になります。

 

つまり、

親知らずが

生えているから心配、抜いた方がいいのかな?

生えていないから安心、抜かなくていい

といった

生えているか生えていないかの状態自体は、

それほど重要視されないのです。

 

親知らずが生えてきたら歯医者さんに行った方がいい?

特別症状がなければ様子見をするのもいいと思います。

 

ただ、

親知らずは、位置的に自分ではしっかり見る事が難しい位置にあるため、

気が付いたら虫歯になっていたり、

出てきているようで、実はひっかかって出てこられなくなっていたり

様々な状態になっている可能性もあります。

 

そのため、

親知らずが出てきているな、と気が付いたら

余裕があれば歯医者さんを受診して今現在の状況を確認するという事も、

今後の対応を取るうえで有効になる事もあります。

 

一般的には親らずらが痛くなってから受診される患者さんが多いのですが、

「備えあれば患い(憂い)なし」

と言うように

余裕のある時に現状を知っておけば今後の対応も楽になる事は間違いないと思います。

 

千種区の阿部歯科では親知らずの心配事など幅広くご相談に乗っています。

親知らずは

男性の方が生えやすく、女性の方が生えにくい、

という状況がありますが、

国や地域によっても差が出てきます。

 

日本人は特別親知らずが生えにくい?

日本人では親知らずが上下左右で欠損する割合が

おおよそ2割から5割

となりますが、

 

この傾向は日本から近い中国や台湾で見ると

1割から3割と

日本よりも欠損しにくい傾向が見て取れます。

 

さらに東南アジアで見ると

1割以下と

親知らずが欠損しにくい傾向にあるのが分かります。

そのため、日本人は日本の近くの国と比べても

やや親知らずが欠損する確率が高いように思えます。

 

親知らずが生えている人はどれくらいいる?

親知らずが上下左右生えている人は

日本人ではおおよそ2割から4割

となりますが、

 

中国や台湾では

おおよそ4割から5割

 

東南アジアでは

おおよそ7割から9割

親知らずが生えている人に関しても

日本人は周りの国と比べて少ないようです。

 

人種別では親知らずに違いはあるの?

モンゴロイド系民族である日本人を含むアジア系人種に比べて

欧米やアフリカの地方といったコーカソイド系やネグロイド系民族は

モンゴロイド系に比べて親知らずの欠損が少なく

親知らずが生える傾向にあります。

 

モンゴロイド系でも国別で差は出ますが、

モンゴロイド系民族全体を系統別でみるとやはり全体的に

親知らずが生えにくく、

欠如している傾向があるという事が分かります。

 

コーカソイド系やネグロイド系民族の白人や黒人に比べて

モンゴロイド系民族の日本人は

歯の形も違えば噛む力も違います。

 

日本人は噛む能力を確保するのに

第一大臼歯まで必要と言われますが

白人や黒人に関しては、

その前の歯の第二小臼歯まで確保されていればいいと言われます。

 

このような、

歯の噛む能力や顎の負担能力

顎の大きさや生え方

といった様々な要因が種族間で親知らず(第三大臼歯)の欠如

つまり、

親知らずの退化という結果に影響を及ぼしているのかもしれません。

 

さらに、生える時期に関しても種族間の差があり、

コーカソイド系民族やネグロイド系民族では

日本人を含むモンゴロイド系民族よりも

早く親知らずが生えると言われています。

そして、

その中でもネグロイド系民族が最も早く親知らずが生えるとされます。

 

このあたりはやはり

噛むといった事に関して親知らずがどれほど必要とされるのかが

親知らずの欠如や

形自体の退化といった結果に表れるようになってきているのかもしれません。

 

親知らずが生える事自体は顔の骨格とも密接な関係を持っているため、

骨格的な特徴と親知らずの退化

という事柄がリンクした上で今現在の民族間での親知らずの状況に影響を及ぼしているのかもしれません。

千種区の阿部歯科では親知らずの抜歯などに関する様々な情報をお届けしています。

親知らずという言葉はよく聞くと思いますが、

親知らずには色々な別名があります。

 

第三大臼歯

親知らずは大臼歯の3番目の歯で、

第三大臼歯とも呼ばれます。

 

前から数えて6番目には第一大臼歯があり、

その後ろに第二大臼歯があり、

そしてその後ろにあるので、

第三大臼歯と呼ばれます。

 

大臼歯の前には小臼歯があり、

臼(うす)のように平らな形をしているため、

共に臼歯と呼ばれますが、

大きさの違いから小臼歯と大臼歯にわけられています。

 

大臼歯は英語では、Molar

ドイツ語では、Mahlzahn

ラテン語では、Molaris

と呼ばれ

特に第三大臼歯は3番目の大臼歯という事で英語では

Third Molarと表記されます。

 

智歯

子供に智恵が付き分別がついた頃に生えるため

親知らずは智歯と呼ばれる事がありますが、

学術的には智歯という言葉はよく使われます。

 

学問的には智歯や第三大臼歯はよく名称として使われますが、

逆に親知らずという言葉はほとんど使われる事がありません。

 

そのため、

専門的な解説の際に親知らずという言葉が出てくる場合はほとんどが

世間一般で使われる智歯の名称を

一般的な引用として使われる場合に限られる事が多いです。

 

この智歯という言葉は英語でもWisdom Tooth(智恵の歯:智歯)

と同様に表記されます。

 

このWisdom ToothはThird Molarと合わせて学問的にもよく表記として使われます。

 

臨床現場での親知らずの表記

学術的には第三大臼歯や智歯の表記がよく用いられますが、

一方で臨床現場では別の表記がよく用いられます。

 

最も一般的な親知らずの表記は

部位を示した上で8と表記されます。

親知らずは前歯から数えて8番目のために8と表記されます。

部位は「 や」といった

かっこ』の記号に似た記号が用いられます。

 

」は右上を、

「は左下を示し

その「の中に8を付ける事で左下の親知らずを示します。

 

日本ではそのように表記される一方で海外の臨床現場では

例えば左下の親知らずは

日本と同様に部位を示した上で

「17や、「38

といったような表記が用いられる事もあります。

 

親知らず

一般的に呼ばれる親知らずですが、

親が知らない間に生えるから

とか

親知らずが生える20歳の頃には

親はすでにわが子の智歯の萌出には興味がなくなっている

のでそう呼ばれるとも言われます。

 

さらに、寿命の短かった昔では

親知らずが生える頃にはすでに親は亡くなっており

わが子の智歯が生える事を親が知る事はないから親知らず

と呼ばれるという説もあります。

 

いずれにせよ、他の歯と比べて親の関心がどうしても少ないため

親知らずという名称は比較的歯の実態にそくしているのかなと思います。

 

千種区の阿部歯科では親知らずに関する様々な情報をお届けしています。

親知らずでお悩みの患者様へ、新たな情報をお届けしている千種区の阿部歯科です。

記事の更新日:2020年9月10日


親知らずは、今でもお口の中の大きな関心のひとつですが、古い時代にも関心の一つでした。

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紀元前にはすでに親知らずの認識がされていた

医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、人の歯は32本であると述べているように

紀元前には親知らずの認識が実はされていました。

 

ヒポクラテスは、紀元前460年から377年に生存していたと言われているため、

2000年以上も前にはすでに親知らずに関心がもたれていた事になります。

 

その後、紀元前384年から323年に生存されていたとされるアリストテレスは

男性の方が女性より歯数が多い。と述べていますが、

 

実際には親知らずの性差による欠損の傾向による差であって

親知らずが全て生えれば男女に差は出ません。

 

親知らずも含めて歯の数が確定したのは500年前

学術的に歯の数が確定したのは、1514年から1565年に生存したVesaliusの記述によると言われています。

 

日本において親知らずは関心が持たれており、

俳句関連の書物の毛吹草では

 

姥桜

生ゆる若葉や

親知らず

 

との俳句がのっています。

この書物が出たのは1645年の事で、親知らずという言葉が最初に示された書物とも言われています。

 

そのため、日本において親知らずという言葉が生まれたのは少なくとも約370年以上前の事という事になります。

 

古い時代に親知らずが腫れるという事

古い時代にも親知らずは腫れる事がありました。

腫れる原因は細菌感染なので、感染おさえるために

現在では抗菌薬が処方される事もあります。

 

しかしながら、

世界最初の抗生物質であるペニシリンが発見されて

まだ100年たっていません。

そのため、それ以前に親知らずが腫れた場合は抗菌薬で腫れを抑えることができませんでした。

 

親知らずが腫れるという事は、ずいぶんシビアな状況だったのです。

抗菌薬のない時代には親知らずが腫れる事で感染が強くなり、その結果、死亡してしまうような重篤な状態になる事もあったのです。

 

第一大臼歯と第二大臼歯との区別

このように生える時期も違えば、生えた後の問題も含めて

親知らずである第三大臼歯は第一大臼歯や第二大臼歯とは事情が違います。

 

そのため、親知らずに限って親知らずは「智歯」という特別な名称が与えられており

さらにはラテン語でもDens serotinus(遅い歯)

と名付けられるよう古くから特別視されていました。

 

千種区で親知らずの抜歯にお困りの際は阿部歯科におこしください。

親知らず以外の歯科治療については、こちらのブログでご紹介しています。是非ご覧ください。

 

名古屋市千種区で親知らずの最新情報を提供している、阿部歯科です。

当院では、患者様に対して真摯でありたいと考えております。

高い治療技術とホスピタリティで、皆様の健康をサポートいたします。

 

こちらのでは、親知らずの抜歯や歯周病治療のスペシャリストとして、様々な豆知識や情報を提供してまいります。

歯周病や親知らずの抜歯についてお悩みがある方は、是非こちらのブログをご覧ください。
 

また、その他にも患者様のお役に立つ歯科情報を医院サイトBlogで紹介しています。
あわせて是非ご覧ください。  千種区の歯医者 阿部歯科ブログ

 

本日のブログでは、「歯とは何か?」「歯の役割と親知らず」をテーマにご紹介します。

歯は咀嚼に関わるとても重要な器官で、生きる上で特に必要なものと言えます。

【記事の更新日】2020年9月17日

 

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生き物の歯について

 

普段特別意識をすることはないかと思いますが、実は歯は

鳥類や亀、カエルなどの両生類、哺乳類では

ヒゲクジラ、オオアリクイ、ハリモグラなど

歯を持たない生き物もますが、数多くの脊椎動物に認められます。

 

しかし、これらの歯を持たない生き物でも先祖は歯を持っていたと言われており、

進化の過程で歯を失ったと言われています。

 

無脊椎動物でもカタツムリやヤツメウナギなどのように歯を持つ生き物もいます。

 

このように歯は幅広く多くの生物が持つ器官なのです。

 

歯は魚の鱗から進化した?

 

脊椎動物の歯は、サメやエイなどの体を覆う鱗の楯鱗に由来して進化したと言われます。

 

サメの鱗、サメ肌は歯と同じ構造を持っており、

エナメル質と象牙質をもってさらにその形も歯のように見えるため皮歯と呼ばれます。

 

脊椎動物では楯鱗は退化して消失しましたが、歯として口の中に残ったのです。

 

生き物で違う歯の機能

 

脊椎動物の歯は硬く、食べ物の咀嚼に重要な機能を果たしていますが、

 

一方で爬虫類などの生き物では歯は主に獲物を捕らえるために使われており、

その形も単純な円錐形をしています。

 

哺乳類では歯は様々な形をしており、前歯は尖っており、

後ろの臼歯は臼(うす)のような形をしていて、それぞれで様々な役割を果たすようになっています。

 

歯の様々な機能

 

生物によって様々な形をしている歯ですが、その機能は

捕らえる

かみ切る

かみ砕く

すりつぶす

といった数多くの機能を持っています。

 

歯が獲物を捕らえる事にだけ特化している場合、食べ物はかみ砕いたりせずに丸のみする事になってしまいます。

 

歯のそれぞれの機能は生き物ごとの食生活にも影響しており、

肉食性の動物では前歯でかみ切る機能が草食性の動物では臼歯でかみ砕いたり、すりつぶすといった様々な機能が発達します。

 

人のような雑食の生き物は前歯と臼歯両方が発達する事となります。

 

歯にはこのような機能以外にも、イノシシやゾウなどの牙のように闘争の武器として使われる事もあります。

牙は闘いの他にも地中を掘り起こしたりする事などにも使われ、それぞれの生き物でその生活様式に適した形となるように進化しているのです。

 

生き物それぞれで歯の数は実は様々です

 

人では歯は親知らずを含めれば基本的に計32本となりますが、

爬虫類やカタツムリなど数多くの歯を持つ生物もおり、

その数は生物ごとで様々です。

 

魚類では、口の中のいたるところに歯を持っており

口の中だけにとどまらず食道にまで歯を持つもののあります。

その数が100本を超える事もあり、その数は同じ生物内でも一定しません。

 

一方で哺乳類ではほとんどは基本的な歯の数は生物内で一定の数となっており、

歯と一言に言っても色々な形式を取ってそれぞれの生物で機能しているのです。

 

 

阿部歯科 親知らずと抜歯専門サイトを公開いたしました。
こちらでは症例や治療の際の注意点などを都度更新してまいります。

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